自らが運転して楽しめる乗り物の原点「KART」今や、モータースポーツの原点、F1ドライバーの登竜門とまで認知されてきましたが、そのKARTを大昔のシンプルなものに戻し、組み立てキットとして販売したいのです。さらにそのキットには、組み立て「説明書、整備書」にもう一つ、「好奇心ワクワクブック」が付きます。この「好奇心ワクワクブック」は、「カーブでは何故体が外に持って行かれるのか?」「スピードとは?何キロ?」「タイヤの大きさとスピードの関係は?」などの好奇心から発生する疑問点を考えるきっかけになる本なのです。そしてこの本を活かすのは、お母さんの役目。子供の好奇心を引き出してください。親子で組み立て、それに乗り、お父さんがアドバイスする。そしてそこで生まれる疑問質問から好奇心をくすぐり、考えることを利用した知的玩具なのです。覚えるだけの頭を創るのではなく、自ら、考えることを自然に出来る様になる、考える頭を創る「KART」は道具なのです。
◆はじめに・ご挨拶
僕は、1974年からカート事業を始め、永年、カートに関する色々な仕事に携わってきました。カートショップを経営しつつ、自らのチーム「Dinky Kart Club」で日本全国のカートレースに参戦し、ドライバーと一喜一憂を味わう、楽しく苦しい時間を過ごしたことも多々ありましたね。また、カートレースのシリーズ運営やカートライセンス講習会の開催でカートスポーツの普及活動なども、レース運営側としては全日本選手権の競技長、モテギK-TAIの審査委員長などもやらせていただき、カートサーキットの建設・運営までも数回関わりました。カート業界の仕事としては、カート工業会事務局長、カートスポーツ協議会会長も歴任。現在は全国各地から届くエンジンメンテナンスの仕事を主に継続しています。
2020年9月には、クラウドファンディングを利用して「KARTメンテナンスバイブル」という、カート取り扱い整備書を多くの方のご支援をいただき出版出来ることが出来ました。この時は、カートを愛する方々や友人知人のご支援ご援助に本当に感謝いたしましたことが記憶に新しい出来事です。
出版したこの本は、誰もがカートを知り、触ることが出来る様にと、今までの経験で培ったメンテナンスの基本をオールカラーの写真を多用して作った本で、大変好評で現在も販売を継続しています。
そして、今回はさらにもう一歩進めて、誰もがカートを気軽に始められるようにシンプルなカートの原点を造り、手に入れやすい価格でのキット販売をしようと考えたのです。
そしてそのカートキットには、カートだけでなく、「好奇心ワクワクブック」が付属していて、この本は、主にお母さん向けに子供の頭を考える頭にする上で必要であろうと思われる好奇心をくすぐる内容を持っています。この本の中から色々な疑問を問いかけ、子供が自然と考えたりすることを促す本なのです。覚えるだけの頭では無く、考える頭を創る「KART」を利用した知育玩具なのです。
これは、「Dinky KART」・・・Dinkyとは小さい、可愛いとか愛らしいと言う意味です。そして、考えることを好奇心からできるようになるKARTなのです。
◆プロジェクトで実現したいこと
このDinky KARTキットは、1956年にアメリカで創り出された、カートの原点に近い物です。何故、今、その様なモノを作ろうとするのか、それをお話ししていきます。
現在のカートは、素晴らしく、そしてカート出身者の多くがF1ドライバーとして活躍するなど、さらに、それを目指す子供たちもいっぱい成長している状況で、その点は、僕らカート業界が昔目指していたことが現実となって本当に嬉しいと思います。
現在のカートは造りもしっかりし、性能的にも素晴らしい物に進化しています。しかし、それは、カートが精度の高いかつ最先端の素材などを使用することで高価にもつながり、あまりにも高級なマシーンになり、新規ユーザーの拡大には難しい要件の一つにもなってしまいました。やはり、初めは気軽にスタートしたいのは誰もが思うことではないでしょうか。現在のカートはそれは本当に素晴らしく、僕らが始めた1970年代とは比べものなりません。ですから、現在のカートを否定するのではないのですが、最初の一歩は誰もが気軽に出来る価格帯であり、イージーな物であるべきではないかと思うのです。シンプルで走る曲がる止まるだけのカートなら誰もが気軽に入門用として扱ってくれるのではないか、F1をいきなり乗ろうと思う人はいなくても、遊園地にあるようなGO-KART(これはアメリカの商標登録になっていた)なら、ちょいと乗ろうと思うのではないかと思うのです。
新品のカートが高ければ中古で始めればと思う方もいられるとは思いますが、本来、カートはシンプルであり、レースをするためのマシン。それゆえ、耐久性を考えた造りではなく、また、部品も古いモノは供給もありません、レース用マシンの宿命でしょう。よって、オークションなどで手に入れても、走らせるまでに手間取り、また、実際に走るまでには多くの難題につまずく、これでは誰もが気軽にカートを始められる状況では無い様に思うのです。
こんなに単純・簡単で面白い乗り物を、より多くの方々に味わい楽しんでいただきたい!
新品で、それも組み立てキットとしての販売であれば、親子での組み立ての時間の共有から始まり、そしてシンプルな造りであるからこその面白さがわかり、作り走ることで楽しめるカートの持つ本質を提供したいと考えたのです。
さらに、付属の「好奇心ワクワクブック」には、子供が自分で考えたくなるきっかけを作る内容で構成されていて、お母さんがこれを利用して子供の好奇心を引き出すと言った役目を持っています。単なる遊び道具だけでなく、そこから生まれる好奇心を活かし、考える頭を創る玩具を目指しています。
イメージは、当時に販売されていたKARTキットに近いこの様なKARTキットとなります。キットは、ハンドツールのみで、ボルトナットでの組み立て可能なものです。
◆実践するプロジェクトの詳しい内容
65年前のKARTがスタートした1956年当時の様に走り曲がり止まるだけのシンプルなカートを作りたいのです。現在のカートは、素晴らしい造りになりましたが、レースのレベル、スピードが上がったことにより、安全対策の部品が装備されたり、マシンの性能向上に伴うサイズなどの変更で重量も増しました。重量の増加は、慣性質量の観点からは、マシンの運動性能にも影響しますし、安全性にも気をつけなければとイタチごっこの様なことになります。ですから、今のカートの様にはスピードは出なくても、軽くてクイックに動く、当時作られた様なシンプルなカートがあっても良いと思うのです。昔、僕が子供のころに夢中になったカートはそのスタイルこそ幼稚で簡易な物でしたが、走らせる楽しさはいっぱいありました。だから、そんな初めの一歩を楽しめるシンプルなカートを目指して作るのです。
シンプルだから誰もが触り、考える、速く走ることを楽しむのではなく、そこから生まれる好奇心を引き出す道具として考えています。
草野球があるから、プロ野球がある・・・このような考えのもと、気軽にできるカーティングスポーツが無ければカートの世界は狭いだけで発展は望めません。そしてそれは、日本のモータースポーツの発展にもつながると思うのです。
そして、基本はキット販売、ちょっとした工具があれば、親子で作り出せるもの。おじいちゃんとお孫さんでも良いでしょう。子供だけで組み立てて、大人がそれを確認すると言ったことでも良いと思います。要は、自分で形にしてそれに乗って走れる!完成車に乗って走るのももちろん楽しいですが、自分で作ったものに乗り走らせる・・・これは最高の学習、喜びになるのではないでしょうか!! そしてそこから生まれた好奇心で考える頭を創る!
組み立てが不安の方には、完成車でも販売します。でも、シンプルな造りのカートは自分でメンテナンスして走らせる必要はありますよ、自分でセッティング変更は可能ですから、それも楽しみの一つですし、その中でも好奇心がわき、考える頭が出来るのです。
◆カートの仕様
エンジン 4ストローク 90㏄
シャーシー スチール製
全長 1200mm
全幅 1080mm
全高 430mm
本体重量 46Kg
タイヤサイズ フロント 3.60×10‐5
リヤ 4.50×11-5
*予告なく仕様変更がある場合があります。
◆Q&A
Q:組み立ては難しいですか?
A:難しい知識がなくても付属の説明書に記載されている通りに組み立てればどなたでも2~3時間程度で出来る筈です。特殊な工具は不要ですが、自動車に備わっている工具ぐらいは必要です。
Q:送料はどうなっていますか?
A:送料は価格に含まれています、運送会社によりご自宅までお送りしますので、玄関先やお庭で梱包を開いて組み立ててください。
Q:走る場所はどこですか?
A:公道では走れません、私有地、専用のサーキットで走行してください。
最初は1年に一度ぐらいはこの「START KART」だけの大会を開催したいと考えています。もちろん、継続的に各地での開催もしていきたいですね。
Q:このカートの運搬はどうすればいいですか?乗用車しかありません。
A:エンジンを外せば、大人一人で持てる重量です、ルーフキャリアーに載せて運べますので、特別な車は必要ありません。エンジンの脱着は、ボルト2本程度で、フューエルホース、チェーンを外すだけで出来るので、簡単なのです。
◆支援金の使い道・内訳
部品仕入費用 約140万円
製造費用 約100万円
リターン発送料 約 10万円
印刷物製作費 約 10万円
WonderStreem手数料 約 20万円
◆リターン品について
・リターン1
このプロジェクトに賛同します!応援します!の方・・・3,000円 お礼状とスペシャル製作ステッカーをお送りします。KARTは不要でも応援だけはするよ!という方は、このリターン1で応援してください、是非、よろしくお願いいたします。
・リターン2
10,000円ご支援くだっさた方へ
お礼状、特製ステッカー、「好奇心ワクワクブック」をお送りいたします。
カートは不要でも、応援していただけるとの思いのある方、「好奇心ワクワクブック」に興味のある方、是非、ご支援お願いいたします。
・リターン3
組み立てキット、154,000円の20%OFF! 123,200円にてのご提供 限定15台
お礼状、スペシャル製作ステッカー、そしてDinky KARTキット 1台と「好奇心ワクワクブック」をお届けします。
・リターン4
完成車、176,000円の20%OFF! 140,800円でのご提供 限定5台
お礼状、スペシャル製作ステッカー、そしてDinky KART 完成車 1台と「好奇心ワクワクブック」をお届けします。
・リターン5
このDinky KARTのネーミング権を777,000円で手に入れる権利です。
もちろん、お礼状、特製ステッカー、そしてDinky KARTキットを1台お届けします。
貴方の付けたい名前でカートが販売される権利です。
◆実施スケジュール
22年 1月 基本レイアウト、設計開始
22年 3月 クラウドファンディング終了
試作車製作・試走テスト
22年 3月 製造品部品調達開始
「好奇心ワクワクブック」印刷
22月 4月 初期ロット製造開始
22年 5月 製品完成・梱包処理
22年 5月 リターン発送開始
◆最後に
現在のカートが素晴らしいのだからこの様なカートは必要とされるのか、僕の様な考えに賛同していただける方がいるのか? 資金が乏しい中でも賛同者がいれば作ることが可能だと感じているからこのクラウドファンディングで募集いたしました。少しでも賛同者がいれば造る勇気・元気が出るので、この場をお借りしています。
日本は、自動車産業が製造業界のトップであるにもかかわらず、自動車レース、KARTレースなどに対する認知・評価が低すぎると思うのです。 そしてこのカートに関してはあまりにも認知されておらず小さな小さな市場規模なのです。でも、この面白さを少しでも広めていきたい、スポーツとして多くの人々に知っていただきたいと常日頃思っています。
そして、若者が車離れだとか、言われている中でも、やっぱり楽しく面白い物を広め残していきたいと思うのです。
そして、KARTで遊ぶ中で考える頭を創れないかと思ったのです。永年カートに携わった経験から色々な子供たちを見てきました、ただ、ひたすら勝ち負けだけにこだわる子は何も得られず去っていきましたが、カートを通じて色々なことを学び考えて大人になったかつての子供たちは、社会でそれを役立てています。人の作ったゲームの中で遊ぶのでは無く、自らの体験を通して考えたことは役に立つと思います。その様な想いから「好奇心ワクワクブック」を一緒にご提供しようと思います。
資本主義の基、メーカーは採算重視でしか動かず、このようなジャンルを作り出すことには消極的であるようです。利益が出なければ製品自体があり得ない、その様な中で、このクラウドファンディングでなら、賛同者がいれば造り出せると考えて皆様にアピールしています。