生後1か月の時に、兄弟3匹で保護した1匹がモグちゃんでした。
その子たちの親猫はAさんがお世話をしていた兄妹猫で避妊・去勢手術をする直前に
妊娠が発覚しました。(親猫は避妊・去勢手術をしました)
Aさんはご高齢であるため終生飼育が難しい状態ではないかと話し合いを重ね保護に至りました。
保護した当時は、兄弟の誰よりもご飯を食べる元気いっぱいでゴロゴロ喉を鳴らす甘えん坊。その矢先、6/3状態が急変しその日から現在まで回復しておらず病と闘っています。いつ何が起きてもおかしくないモグちゃんにご支援・ご協力よろしくお願いします。
自己紹介
沢山あるプロジェクトの中から、こちらを見ていただきありがとうございます。
総合支援(障がい者、生活困窮者、刑事施設退所者支援)カーサグランデの一部門として令和3年2月に動物保護団体「しっぽレスキュー」を立ち上げました。
「しっぽレスキュー」責任者の野本沙里と申します。
活動内容
社会問題となっている「多頭飼育崩壊」「動物虐待」は、家庭環境や人間関係、心体の病が原因となり、その矛先が動物に向けられています。動物を保護するだけでは負の連鎖は終わらない、保護した後の飼主はどうなるのか、と考え保護する前から保護した後のアフターフォローをしていく事の重要性を痛感致しました。動物には動物の、人にはその人に合った支援をしています。
その他に
・カーサグランデの利用者さんと一緒に犬や猫のお世話をし、責任感や孤独感解消、命の大切さの活動
・センター等で病気やケガが理由で新しい家族見つからない犬や猫を保護し、治療をしたのち新しい家族を探したり終生飼育を行っています。
これまでの経緯
5月17日保護
●6/1 体温が高く、食欲低下、下痢がみられたため受診
39.8℃の高熱と脱水症状を起こしていました。
インターキャットと点滴、アモキシシリン細粒(抗生剤)
●6月3日状態が急変 ※この日からモグちゃんの闘病生活が始まります。
・低体温(33度) ・下痢が止まらない ・呼吸が荒い ・食欲不振
2時間起きの強制給餌を行い、毎日点滴を行いました。
●6/5 3~4グラムずつと少しですが体重も増え続け、
通院も2~3日に一度になり、回復の兆しが見えてきました。
脱水しやすいのは体質かもしれないと診断される。
●6/20 一安心してきたのも束の間、2週間後体重が再び減少しはじめる。
通院が毎日にかわり、何度もエコー検査を行いましたが
目立った所見はみられず。。。
抗生剤を3種類もらいましたが、下痢が改善されることはなく。
日に日に状態は悪くなる一方でした。
※この段階では原因はまだわかっていません。
●6/21 体重385g 下痢
二日に一回の点滴
血液検査をしたいが今の状態で血を抜くと貧血を起こすし危険といわれ
血液での精密検査できず。
●6/24薬が効き下痢が止まりましたが、次は腹部がぼこぼこになるほど
便が溜まり自分で排泄が出来ない状態に陥りました。
2~3日に一度の浣腸、点滴がはじまります。
●7/3 1週間程度浣腸と点滴を続けたところで、体重も増えはじめほかの子猫たちと
走り回るほど元気を取り戻しました。 体重446g
●7/24には510gまで増え、ご飯を催促し、他の子を押しのけて食べるまで回復しました。
2~3日に1回の点滴と浣腸は続いていましたが、少しづつ便を排出することもできるようになり
安堵していました。
●7/27急激な体重減少(425g)し、ご飯を食べなくなり、尿が白濁、動かなくなりました。
受診をし、血液検査やエコーをしたが、脱水の数値以外に目立つところはなく
点滴と抗生剤をもらい、強制給餌になる。
●7/29 この日やっと原因が発覚しました。 体重341g
・尿路閉塞
・左腎臓の肥大【通常の1.5倍、形もいびつ】
尿路閉塞…生後3か月で尿路閉塞はかなり珍しく、モグちゃんは体重が340gしかないので麻酔に耐えられるか分からない、成功する確率は10%と言われました。
成功しても反対側の尿路閉塞する可能性大。点滴治療を続けても、いつ何があるか分からない状態が続くと言われました。
腎臓肥大…遺伝子奇形。DNAが近い兄妹等の間にできた子猫には奇形が出てしまいます。それが遺伝子奇形です、今の医学では遺伝子奇形の治療はできることが限られているうえ体重が1キロ未満の子は体力が無いため手術も難しいのが現状です。
●8/3 490gまで増加。
少量の下痢と便秘は改善されておらず、2~3日に一回の浣腸
●8/11 体重606gまで増加!!
自力で便を出そうと気張るようになりました。
他の子たちともじゃれあったり、走ったりするまで元気ですが
検査結果は変わらず、明日なにがあるかわからない状態は続いてます。
資金の使い道
すごく悩みましたが、私たちは
この小さな体にメスを入れる決意ができず
外科手術をしない選択をいたしました。
これから、点滴に毎日通い、
ロイヤルカナン(クリティカルリキッド)やa/d缶に食事を変え
これ以上モグちゃんに負担をかけない治療を探していきたいと思っています。
万が一治療中に亡くなってしまった場合、
資金は病気で保護している、半身不随のキング君、モグちゃんと同じように遺伝子奇形で生まれたサザエちゃんの治療費に使わせていただきます。
◇治療・手術対象
保護猫 モグ(R3.4.19生、メス)
◇治療・手術内容
モグ→生後1ヶ月から原因不明の下痢、便秘、極度の脱水を起こしている。2日に一度の点滴や浣腸、血液検査・便検・エコー検査。2か月たっても体重が一向に増えておらず常に危険な状態である。
7/29原因が発覚し、尿路閉塞と腎臓奇形と診断される。
今後は手術ではなく、点滴や内科的治療を進めていく方針
◇治療・手術完了予定日
2021年10月1日
再診代…500円 × 31日 = 15,500円
点滴/浣腸…1回 3410円 ×31日 102,300円
血液検査…3,000円 月5回程度 15,000円
エコー検査…2,000円 2~3日1回程度 30,000円
X線検査…月2回 4,000円
a/d缶…410円/1缶×31日=12,710円
手数料…30,000円
今後の検査予定費用…50,000円
合計259,510円
リターン内容
お礼のメールやお手紙をお送りさせていただきます。
最後に
この度は、最後までこのプロジェクトをご覧いただきありがとうございました。
いろいろな考えがあるとは思いますが、私たちは今回外科手術ではなく
点滴治療を中心に少しづつ負担をかけない治療でモグちゃんと頑張っていきたいと思います。
また、今回モグちゃんを通して私たちは改めて避妊・去勢手術の大切さ、そして多頭飼育で起こっている、兄妹同士で生まれた命の新たな問題(遺伝子奇形)について教わりました。
遺伝子奇形を繰り返さないためにも避妊・去勢手術の大切さを今よりも、もっと広めていきます。
モグちゃんの経過等、活動内容は
アメーバブログ、Facebook、Instagramで更新しておりますのでご覧下さい。
稚拙な文章ではありますが、ご協力のほどよろしくお願いいします。
NPO法人カーサ・グランデ しっぽレスキュー
〒880-0931
宮崎県宮崎市古城町長田5803
080-4279-9490(野本)
0985-78-0411(カーサ・グランデ総事務所)
しっぽレスキュー責任者:野本沙里・杉田綾夏